ストレスは自分でコントロールできる!ストレスを克服するコツ

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普段、何気なく使っている「ストレス」という言葉。もともと外来語のこの言葉を日本語に言い換えると、「外部からのさまざまな刺激により生じる心身の負荷」といったニュアンスになります。

ストレス社会と言われるようになって久しい日本社会ですが、ストレスがあまりに身近なものになり過ぎてしまったためか、ストレス過多な状況に疑問を抱く人が減っているのが現状のようです。そもそも、ストレスは心身のさまざまな病気に関与しており、数多くの病気の原因であり、病気を重症化へと導く原因でもあることを皆さんはご存知でしょうか?

たとえば、ストレスががんの発生リスクを高めたり、あらゆる病気の進行を促したりする可能性がありますし、ストレスが原因で発症する心の病もたくさんあります。心身の健康を守り、健やかな毎日を送るには、ストレス対策が欠かせません。

今回は、ストレスが心身に及ぼす影響を解説するとともに、ストレスに有効な対策方法や、ストレスを克服するコツをご紹介します。

ストレスが原因で起こる主な病気

ストレスが原因で生じる病には、主に以下のようなものがあります。

チェック マーク、Wingdings フォント、文字コード 254 decimal。うつ病
チェック マーク、Wingdings フォント、文字コード 254 decimal。双極性障害
チェック マーク、Wingdings フォント、文字コード 254 decimal。パニック障害
チェック マーク、Wingdings フォント、文字コード 254 decimal。摂食障害
チェック マーク、Wingdings フォント、文字コード 254 decimal。蕁麻疹
チェック マーク、Wingdings フォント、文字コード 254 decimal。自律神経失調症
チェック マーク、Wingdings フォント、文字コード 254 decimal。適応障害
チェック マーク、Wingdings フォント、文字コード 254 decimal。強迫性障害
チェック マーク、Wingdings フォント、文字コード 254 decimal。円形脱毛症
チェック マーク、Wingdings フォント、文字コード 254 decimal。アルコール依存症
チェック マーク、Wingdings フォント、文字コード 254 decimal。急性ストレス障害
チェック マーク、Wingdings フォント、文字コード 254 decimal。心的外傷後ストレス障害
チェック マーク、Wingdings フォント、文字コード 254 decimal。過敏性腸症候群
チェック マーク、Wingdings フォント、文字コード 254 decimal。突発性難聴
チェック マーク、Wingdings フォント、文字コード 254 decimal。緊張型片頭痛
チェック マーク、Wingdings フォント、文字コード 254 decimal。脳卒中
チェック マーク、Wingdings フォント、文字コード 254 decimal。慢性腰痛
チェック マーク、Wingdings フォント、文字コード 254 decimal。冠攣縮性狭心症など
また、ストレスはがんや感染症、統合失調症やアルツハイマー病といった病気を直接的に引き起こすわけではありませんが、ストレスにより免疫機能が低下した結果、間接的にこれらの深刻な病気の原因になる場合もあります。逆にストレスフリーに生きられれば免疫力も整い、病気にかかりにくくなります。つまり、ストレスはあらゆる病気の原因となり得るのです。
「ストレスが原因の病気」としてはうつ病が代表的ですが、厚生労働省の調査によると、1996年には43万3千人だったうつ病・躁うつ病の総患者数が、2020年には172万1千人にまで増加しています。24年で実に4倍近くまで患者数が増加したのです。
奇しくも、日本がストレス社会と呼ばれるようになったのも、ちょうどバブルが崩壊し、失われた10年と呼ばれた1990年代でした。この頃からうつ病・躁うつ病患者数が右肩上がりに上昇し始め、今日に至ります。ストレスとの因果関係は明らかです。
余談になりますが、大阪国際がんセンターの調査によると、大阪府のがん罹患数も、やはり右肩上がりで急増しています。1975年には年間12,849人だったものが、2005年には35,496人まで増加。3倍近く増えているわけです。
なお、1975年の大阪府の人口は8,278,925人、2005年は8,817,166人と、538,241人の増加が見られます。それぞれの罹患数と人口を照らし合わせて計算すると、罹患率はおよそ0.16%。
2005年の罹患率が0.4%になるので、がんを患う人の割合がかなり増えていることがわかります。

ストレスが心身に及ぼす影響

ストレスは体の免疫機能を低下させます。免疫機能は体のバリア機能のような防衛システムですから、バリアの力が低下してしまうとウイルスが侵入しやすくなり、さまざまな感染症リスクを高めるだけでなく、炎症が起こりやすくなったり、疲労やダメージの回復が遅くなったりします。

そのとき、体の中で何が起こっているかを簡単に説明します。

まず、ストレスを受けるとアドレナリンやノルアドレナリンといった神経伝達物質が分泌され、副腎からコルチゾールというストレスホルモンが分泌されます。コルチゾールは免疫機能を抑制する物質で、ストレスを長期的に受けると、コルチゾールも長期的に分泌され続け、白血球が減少したり自律神経が乱れたりといった症状を引き起こします。その結果、体がウイルスや異常な細胞などに気付きにくい状態となり、さまざまな病気のリスクが高まるのです。

体調不良に陥ったり感染症にかかったりするリスクが高まるだけでなく、もちろん気分が落ち込んだり悲観的になったりなど、メンタルにも悪影響を与えます。

ストレスのメカニズムについては、「そもそも「ストレス」ってなに? ストレスを正しく理解しよう」で詳しく解説しています。ストレス対策や人体の仕組みへの理解を深める一助になるはずです。

そもそも「ストレス」ってなに? ストレスを正しく理解しよう
ストレスとは何か? その正体や体への影響、メカニズム、そして慢性ストレスがもたらす「あきらめ症候群」など、ストレスと免疫の関係をやさしく解説します。

ストレスはコントロールできる

ストレスと病気が密接であることはおわかりいただけたと思います。ストレスが直接的あるいは間接的な原因となって発症する病気は、先述した通りたくさんあります。病気を予防して健康的に生きるには、ストレスに対策する必要があるということです。

ストレス対策の方法はいろいろありますが、もっとも効果的なのが「ストレスそのものを発生させないこと」です。あるいは、受けるストレス値を小さくできれば、それでも十分に効果的です。では、どうすればストレスが消えたり小さくなったりするのでしょう。

実は、ストレスは自分でコントロールすることができるのです。

たとえば、ケガをして入院しなければならなくなったとしましょう。「病院が怖い」「医者が怖い」「入院している場合じゃないのに」という人にとって、入院は大きなストレスになるはずです。

一方、「外界のプレッシャーから離れる良い機会だ」「リラックスして過ごすチャンスだ」と考える人にとって、入院はストレスどころかむしろ英気を養う良い機会になるでしょう。

このように、同じ「入院」という出来事でも、その出来事をどう捉え、どう受け止め、どう解釈するかによって心身の反応が変わります。ストレスをコントロールするには、物事の捉え方、受け止め方、解釈の仕方を変えればいいのです。

たとえば、仮に医師から死を宣告されたとしても、勇気と決意、そして時には怒りをもって治癒力が高まるケースがあります。あるいは、運動・瞑想・栄養バランスの良い食事や活発な交友などで治癒力が活性化するケースもあります。

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運動や瞑想などには確かに免疫機能を整える効果がありますが、もっとも大切なのは「どういう意思を持って行動するか」です。たとえ運動しても、気分が乗っていなかったり、運動に対して懐疑的だったりすると十分な効果に期待はできません。

ストレスをコントロールするには、自分自身の意思や気分をコントロールする必要があります。

先述した入院の例のように、「入院」という出来事を肯定的に捉えるだけで、生理的反応が変わることは往々にしてあります。弱気で手術に臨むのと、前向きな態度で手術に臨むのとで予後が違うことも珍しくありません。だからこそ、物事を前向きに受け止め、ポジティブに解釈する姿勢や思考はとても大切なのです。根性論や精神論ではなく、「あきらめない姿勢」「前向き思考」はこの通り、れっきとした「科学的態度」なのです。

ストレスを克服するために

ストレスをコントロールし、自己治癒力を高めるためにもっとも重要なのは、「できる」という信念を持つことです。

「自分はできるはず」「きっと良い結果が得られるはず」「やり遂げられるはず」といった前向きなイメージは、心だけでなく実際に体の反応を変えます。これは、前向きな思考により神経伝達物質が分泌され、免疫機能が整うことでストレスホルモンが減少するためです。つまり、簡単に言うと「心身のコンディションが良くなる」のです。

イメージがコンディションを作る仕組みについては、「イメトレの驚くべき効果とは?成功を引き寄せるメンタルトレーニングの秘訣」で詳しく解説しているので、併せてご覧ください。

現代日本において、ストレスはもはや日常の一部となっており、多くの人がそれを「仕方のないもの」として受け入れています。しかし、ストレスは心身にさまざまな悪影響を及ぼす重大な要因であるため、決して軽視できません。

大切なのは、ストレスとどう向き合い、どう受け止め、どう乗り越えるかという姿勢です。私たちはストレスに対して無力なのではなく、自分自身の考え方や行動によって、その影響を和らげたり、逆に自分を強くする糧に変えたりすることもできるのです。

日々の生活の中で、ストレスと上手に付き合い、心身を整えるための「習慣」と「思考の癖」を育てていくことこそ、健やかで後悔のない人生を送るための鍵です。