「病気」は、必ずしもウイルスや細菌が原因で起こるわけではありません。
実は、心・体・魂のバランスが崩れた場合に、病気のような症状が現れることがあります。
つまり、体調不良は心・体・魂のバランスが崩れているサインである可能性があるのです。
現代の医療は薬や手術によって一時的に病気の症状を抑えますが、本当の治癒は自らの内側からしか生まれません。
では、どうすれば私たちは自分の治癒力、免疫力を高めることができるのでしょうか?
今回は、日常で実践できる心・体・魂の統合的なトレーニングや生き方の工夫をご紹介します。
心と体をつなぐ感覚トレーニング

心と体はとても密接につながっています。
心というのはつまり脳のことで、脳の認知機能や記憶機能、イメージ機能などさまざまな機能が統合的に通じ合って生まれるものです。
一方、身体は脳や他の臓器などから発信される電気信号や神経伝達物質から情報を受け取り、コンディションを保っています。
ですから、脳と体が切り離されたままだと、どれだけ健康的な生活をしても免疫力は高まりません。
まずは、体の声に耳を傾ける習慣をつけましょう。
たとえば、運動をするとき、ただ動くのではなく「どこの筋肉を使っているのか」「痛みや違和感はないか」を意識してみてください。
具体例をあげるなら、たとえば格闘技におけるパンチやキックの練習です。
ただ単に拳や足を動かすのではなく、体全体の動きを感じ取り意識することが大切です。
また、ストレッチやウォーキング中にも「今日は体が軽い」「少し疲れているな」といった感覚に気付き、その声に優しく応えるよう意識してみましょう。
こうして心と体がより深く通じるようになると、心を通して体をうまくコントロールできるようになり、体を通して心をうまくコントロールできるようにもなります。
つまり、心と体をつなぐことで心身の緊張がほぐれやすくなり、同時に自然治癒力が働きやすくもなるのです。
夢中になることが免疫力の火をつける

病気から回復するために欠かせないのが「何かに夢中になること」です。
人は創造的な活動に没頭するとき、ストレスが軽減され、免疫系が活性化します。
たとえば、主な例として次のようなものがあげられます。
- 絵を描く
- 文章を書く
- 料理する
- ガーデニングを楽しむなど
こういった創作的な時間は、脳の幸福物質を分泌させ、心身を回復させます。
また、祈りや瞑想も心の創造行為なので、心身をリカバリーさせるのに効果的な方法です。心を静めることで、自分の内側から癒やしの力が湧いてくるのを感じたことがある人は多いでしょう。
近年流行しているサウナでよく言われる「整う」も、心身のリラックスと代謝、自律神経の作用などから生じるリラックス効果を表す言葉です。
あるいは、好きな家に住んだり、好きなインテリアを飾ったり、自分にとって快適な住環境を整えることも免疫力アップに役立ちます。
「ここに住みたい」「この場所が好き」と心から感じる空間に身を置くと、心も体も安心し、本来のエネルギーが戻ってくるのです。
良い人間関係が癒しを深める

心身の健康を守るためには、人間関係の質を見直すことも大切です。
完璧な自分を装うのではなく、欠点を見せ、相手に癒してもらうのではなく「自分を満たすこと」で関係は自然に良好になります。
また、大切な人の名前をリストにして祭壇やデスクに置き、日々の感謝を忘れないことも、心の健康に役立ちます。
さらに、他人の言葉ではなく「行動」を観察し、その人の本質を見ること。他人の批判や否定的な意見に振り回されることなく、自分にとって価値のある意見を選ぶようにしましょう。
喜びと感謝で免疫を満たす

免疫力向上には、心の状態が大きく影響します。
日々の習慣として意識的に喜びを選び取ったり、楽観的な視点を学んだり、感謝を言葉にしたり、パートナーと一日の終わりに「ありがとう」と言い合ったり。誰かに感謝の手紙を書くのもいいでしょう。こうした小さな習慣の積み重ねが、心の状態を明るくし、免疫システムを活性化させます。
また、音楽に合わせて踊る、大声で歌うといった「体を使って喜びを表現する」ことも効果的です。ネガティブな思考は深呼吸や瞑想で静かにし、内なる直観の声に耳を傾けましょう。
病気をコントロールする力を育む

病気に「支配される」のではなく、病気を「支配する側」に立つ視線は、心身の健康を維持するために欠かせない原則です。
そのためにできることは、次のように実は意外とシンプルです。
- ストレスをためこまない
- 呼吸を整える
- 質の高い食事を摂る
- 必要に応じて免疫サポートのサプリメントを使う
- 毎日運動する
まずはこれらを日々実践し、自らの意志で健康をつくる力を養いましょう。受け身にならず、自分の人生に責任を持つことこそ、免疫力向上の根本です。
こうした習慣が身についたら、次に意識したいのが「気」です。
気の流れを整える
東洋医学では、病気の原因は「気の滞り」にあると考えます。気をスムーズに流すためには、内側に意識を向けるトレーニングが欠かせません。
たとえば、朝起きたら太陽の光を浴び、「今日から新しい人生が始まる」と宣言し、深い呼吸を行うこと。
この一連の行動を化学的に分解すると、太陽の光を浴びることで体内のビタミンDの産生を促し、セロトニンなどの幸福ホルモンの分泌を促進させます。次にポジティブな言葉で自己暗示をかけることにより、つまりアファメーションを行うことでメンタルをサポートしつつドーパミンやアドレナリンなどのホルモン分泌を促します。そして、最後に深呼吸を行うことで脳内や血中に酸素を取り込み、自律神経のバランスを整えます。
「気」と言うと疑似科学的な印象を受ける人もいるかと思いますが、科学的に分解してみると、それを行う意味や理由が明確に見えてきます。
話を戻し、チャクラと呼ばれるエネルギーの出入り口に意識を向けると、生命エネルギー(クンダリーニ)が活性化し、自浄作用が働きやすくなるとされています。
チャクラとはサンスクリット語で「車輪」を意味し、東洋医学では「人間のエネルギーの出入り口」を指します。
気の流れを整えるのに、よりシンプルな方法が「歌うこと」や「自然に触れること(ハイキングやキャンプを楽しんだり、温泉に浸かったりなど)、「ハグをすること」などです。これらは誰にでも簡単かつお手軽に実践できるのでおすすめです。
自分自身を見つめ、人生を変える
病気をきっかけに、人生全体を見直す機会を得る人も多いでしょう。
「身体」「心」「魂」の3つの視点から、自分の生活を振り返り、改善できることを書き出したり、物事の優先順位を書き出したりすると、自分の人生にとって価値あるものをより明確に自覚することができます。
これらのシンプルなワークを10分行うだけで、自分はどこから変えるべきかが明確になるのです。
また、信頼できるパートナーや友人と一緒に健康的な習慣を支え合うことで、孤独感や不安を減らし、前向きな気持ちを保ちやすくなります。
直観力を磨いて健康を取り戻す
私たちの体には、どうすれば健康になれるかを本能的に知る力が備わっています。
直観力を磨くことで、何を食べれば良いか、どんな休養が必要か、どこにストレスがたまっているのかといったことが自然にわかるようになります。
古代のヨガやハワイのボディトークなども、直観による治癒を重視してきました。現代においても人間の本質は変わらず、静かな瞑想や夢を通して、自分の内なる声を聴く時間を持つことが健康維持の秘訣です。
まず自分を癒し、周囲にも癒しを広げる
健康になることは、自分だけの問題ではありません。自分が幸せで元気であることが、周囲の大切な人たちに良い影響を与えます。
自分が喜び、笑い、感謝し、日々を楽しむことで、その波動はパートナーや家族、仲間に広がります。
自らを満たすことが、周囲を癒やす最善の方法なのです。
まだあなたにはやるべきことがあります。人生を楽しみ、直観を信じ、命を輝かせながら、今日から新しい一歩を踏み出しましょう。


