皆さんは“奇跡”を信じますか?
たとえば、致命的な事故に巻き込まれたにも関わらず、間一髪で命拾いをした奇跡。あるいは、災害に遭いながらも命からがら生き延びた奇跡。
こうした奇跡は“運”の要素が強いですが、では、医師から「治療は不可能です」と宣告された後、それでも深刻な病(たとえば“がん”など)から生還する奇跡はどうでしょう?
実は、「事故を免れた」「ロシアンルーレットに勝った」といった“運に依存する奇跡”とは違い、深刻な病から生還する類の奇跡は、自らの意思や意識で起こり得る(あるいは奇跡が起こる確率を高められる)ということがわかってきました。
いわゆる「生還者(サバイバー)」と呼ばれる人たちは、世界中にたくさんいます。当サイトでも、「余命宣告は死の宣告ではない? ~余命宣告を受けて生き延びた人々~」にて、いくつかの事例を具体的にご紹介しました。
最新の研究では、そうした1000人以上の劇的な生還例を分析した結果、彼らに共通する9つの生き方が浮かび上がってきました。
もちろんこの生還は、決して魔法ではありません。日々の暮らしを丁寧に見直し、意識的な選択を積み重ねた結果として、生命力と免疫力が目覚め、体ががんに打ち勝つ道を見出したのです。
今回は、がんから自然に治った人たちの共通点を紹介しつつ、そこから私たちが学べる「免疫力が上がる生き方」を具体的に解説します。
サバイバーに共通する9つの生き方

がんから奇跡的に回復したサバイバーたちには、大きく以下の9つの傾向が見られます。
- 抜本的に食事を改める
- 治療法は自分で決める
- 自分の直観に従う
- ハーブやサプリの力を借りる
- 抑圧された感情を解き放つ
- より前向きに生きる
- 周囲の人の支えを受け入れる
- 自分の魂とつながる
- 「どうしても生きたい理由」を持つ
これらの姿勢や選択は、がんだけでなく、慢性疾患やストレス由来の体調不良を改善するためにも有効であると考えられています。
たとえば食事に関して、がんを自然治癒させた人たちは、食事を“栄養”や“娯楽”としてではなく“生存手段”として捉え直すケースが多いようです。
特に重要視されやすいのが、「何を避けるか」と「何を積極的に摂るか」。
とりわけ“がん”に関して、がん細胞は正常細胞の何倍ものブドウ糖を必要とすることから、「砂糖はがんの最大の餌」といわれています。
言い方を変えれば、砂糖を断つことでがん細胞を“飢えさせる”ことができるということ。そのためには精製された白砂糖だけでなく、パンやジュース、加工食品などに含まれる隠れた糖分も排除する必要があります。
また、アメリカ産の牛乳には、カゼイン(がん細胞の成長促進因子)や成長ホルモン、抗生物質、農薬などが含まれていることが問題視されてきました。さらに、遺伝子組み換え飼料を与えられた牛の乳には、がんリスクを高めるオメガ6脂肪酸が多く含まれています。
こうした牛乳や乳製品の代替品として、豆乳やナッツミルクといった選択肢があります。
「牛乳を摂らないとカルシウムが不足してしまうのでは?」と思いがちですが、カルシウムやたんぱく質も、葉野菜や豆類、ナッツ類から十分に摂取できるので心配はいりません。
さらに、パン、パスタ、白米、パンケーキといった精製穀物は、体内で急速にブドウ糖に変わるため、がんの“好物”になります。
これらの代わりに、玄米、キヌア、全粒粉の小麦やオーツ、大麦などの未精製穀物を摂取することで、栄養素と食物繊維が豊富に得られ、がん抑制効果にも期待できます。
野菜と果物の力を最大限に活かす

がんを防ぐために特に有効とされているのが、キャベツ、ブロッコリー、にんにく、玉ねぎ、青ネギ、ブルーベリー、ブラックベリーなど、抗がん成分を豊富に含む食材です。
ある研究によると、野菜や果物を毎日5皿食べ、週6日30分の運動をした人は、がんによる死亡率が50%も低下したという結果が出ています。
さらに、果物や野菜を中心とした食生活を送ることで、体に蓄積された農薬や重金属が数週間で排出されたという記録も。
がん細胞に対抗するには、「断食」という手段もあります。
断食には体のリセット機能を呼び覚ます力があり、たとえ24時間という短時間の断食でも、内臓が休まり、免疫細胞が活性化し、デトックスが始まるとされています。
特に注目されているのが「水断食」です。
2〜3日間水だけで過ごすことで、体は病原菌や死んだ細胞を排出し、細胞の修復が促進されるという研究もあります。
また、水は最強のヒーラーとも言われており、十分な水を飲むことは、老廃物の排出や細胞への酸素供給を促すため、自然治癒力を高めるのに欠かせません。
癒しは「心」から始まる

がんから回復した人々の中には、「心の癒しが体の癒しにつながった」と感じている人が少なくないようです。
“がん”と“心”には、どのような因果関係があるのでしょう?
感情の解放と自己探求
抑圧された怒り、悲しみ、無力感。これらは免疫力を著しく低下させることがわかっています。
逆に、自分の感情を素直に受け止めて解放すると、治癒へ近づいたり予後が良かったするケースも。
がんに限らず心身を治癒し回復するには、「自分の心の状態を認識する」「無意識を意識化する」ことが大切です。
心の深層にあるストレスや緊張を手放すことで、体に本来備わっている治癒力が発動し始めるからです。
「気」の流れを整える
東洋医学では、「気の流れ」が健康と病気を分ける鍵とされています。気の流れが滞ると病が生まれ、流れが整うと体は自然に調和する──という考え方です。
サバイバーたちの中には、瞑想や呼吸法、気功やヨガ、自然との対話などを通して、自分の内側に意識を向ける訓練をした人が少なくありません。
中にはわらにもすがる思いでこれらの方法を試した人もいるでしょう。しかし、結果的にこれらの行動は免疫力の源である「気」を整える習慣であり、心身のコンディションの回復に寄与する選択だったのです。
生きる理由の重要性
がんから回復した人たちの多くに見られるのが、「どうしても生きたい」という思いを強く持っていたことです。
その“思い”が、実際に病の治癒や回復にどの程度、あるいはどういうメカニズムで影響を与えたかを科学的に説明することは今はできませんが、誰かのため、自分の夢のため、大切な使命のため——という強い意志が、行動力と持続力を生み、免疫力を引き上げる場合があることも想像に難くありません。
また、こうした「生きることへの執念」「生きる意味」「生きる覚悟」は、自らへの「生きなければならない」という自己暗示を促す効果も想定できます。
自己暗示の有効性については「奇跡を起こす自己治癒力 ~スピリチュアルへの目覚め~」でも詳しく解説している通り、心身に大きな影響を与えます。
治癒は「選択」の積み重ね
がんを克服した人々には特別な才能や特異な体質があったわけでなく、実は日々の小さな選択や意識の積み重ねがあったことがうかがえます。
たとえば「何を食べるか」。
あるいは「何を避けるか」。
人生や生き方をどう考え、自分の感情とどう向き合うか。
誰とつながり、何を信じるか。
自分が満足あるいは納得するライフスタイルを実現した結果、人生に希望や期待を見出したり、現状をポジティブに解釈したりできるようになると、免疫力が自然と高まり病を乗り越える力が培われていきます。
自分の人生に責任を持つこと。それこそが治癒への最大の一歩といえるのかもしれません。


